G淡い物好き

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カリフォルニア星雲といえばこんな感じ
どうしてここまで淡い部分にこだわってしまうのだろうか。

 
 い部分にこだわりすぎると美しい作品はできない、と画像処理の本は書いてあったような気がします・・・

でも私はこだわりたい。

(私はT-FIXさんのように順序立てて解説する能力に欠けているようで、ひとまとめの解説です。実際、淡い部分にこれほどこだわる必要は無いかも知れません。)

フォトショップのレイヤーを切り取ってみました。
一番下はSI6のデジタル現像でレベルを上げた元画像
その上はノイズニンジャ画像と透過するためのマスク
その上に画像全体のレベルを上げるレイヤー
その上2つはLPS-V3の色かぶりを補正するレイヤー

今回のテーマはこの上4つのレイヤーです。

芋のようなカリフォルニアのマスクが4つ重なっています。これはR画像を加工して中心部を強調したマスクと、コントラストを落として周辺部を強調した2種類のマスク画像に加工した物です。下から中心部のレベルを上げて周辺とのバランスを整えるレイヤーです。上3つはグループになっていて、中心部をマスクして周辺のレベルを思い切ってあげられるようになっています。

周囲の再度アップではなく、彩度アップですね・・・

 かなり強引な方法だと思いますが、ヘソの上にあるもモヤモヤたガスと暗黒帯は何とか見えてきました。さすがにモノクロナローバンドのようなコントラストで描写することはできませんでしたが、カラー一発撮り80分でこれだけ写れば満足です。後どれくらい露出すればクッキリ描写できるのか見当もつきません。チャンスがあれば挑戦してみたいですが、色がね・・・・赤ばっかりなので頑張り甲斐がないかも知れません。


周辺にこだわりすぎて失敗した例
LPS-V3では青い部分の光が足りないようなのでB画像を使って増幅処理をしています。それでも周囲の星雲を明るくすると白っぽくなってしまうので、曲玉の中心部は明るくしていません。
周辺部分にこだわって、カリフォルニア星雲と同じように処理しました。周囲のガスのレベルが高くなったために曲玉の足の部分が平坦でコントラストにかけます。これでは曲玉星雲ではないですね。さすがに、これは良くありません。IC410があって内側のレベルを上げることで全体の形を見せるなら良いかも知れませんが、さすがにこれは没です。
GENTAさんの3時間超露出ノーフィルター勾玉星雲をみてピンと来ました。赤じゃないんですね!V3でも青や緑が無いわけではないので、こんな感じになりました。

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