A最近の画像処理について

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Photoshop CS3を使った画像処理です。背景に設定してある画像は、ステライメージにて以下の処理を行った画像です。

1,撮影
2,ダーク減算
3,クールピクセル除去
4,フラット補正(一般的な曇天フラットでも何とかなります)
5,RGB変換
6,コンポジット
7,レベル調整+デジタル現像(レベルは明るい恒星が飽和しない程度)
8,色調調整
9,RGBごとにカブリと残っている周辺減光を補正


 
微光星肥大化防止マスク
全ての恒星を背景画像と同じ形でマスクします。ホットピクセルも含まれます。このマスクに星雲成分はほとんど含まれません。

レベル補正までがグループに入りますから、明るい恒星の光度は背景画像のまま維持され、暗い恒星は若干明るくなります。
星雲部分のマスク

明るい星雲部分で恒星周囲の明るさを減らしたとき周囲に黒いリングが出来ることを防止します。
このグループは恒星滲み除去レイヤーのみを含みますが、微光星肥大化防止マスクの影響は受けます。
恒星周囲以外のマスク

微光星肥大化マスクの星像を、明るさの最小値とガウスぼかしで若干大きくして階調反転したマスクです。これで恒星周囲の色と明るさを調整できます。
レベル50に近い背景

星雲と恒星周囲に若干の色ムラ、レベルムラ、質感を残しながらも、ほぼ50に近い明るさのレベルを持つ平面です。「比較(明)」で重ねますが、完全なべた塗りではないので継ぎ目が目立ちません。これでレベル補正後の画像で50以下の色ムラなどは除外されます。
トーンカーブ
コントラストの強調。RGBチャンネル毎の微調整を行います。
レベル補正
レベル補正です。ガーネットスターはここでもマスクします。
ノイズニンジャ
背景画像にノイズニンジャを使用した画像ですが、微細構造を残したい部分にマスクを付けて下の背景画像を透過しています。
背景画像

微光星を肥大化させず、明るい恒星を飽和させないようにすると、デジタル現像を使ってもこの程度が限界です。
 

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