0,デジタル画像の美しさ

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私のこだわりは、画面の中での美しさです!って、宣言するほど大した作品も無いのですが。
星雲の正確な色調を再現するつもりはないということは、ご理解頂けるでしょうか?その「星雲の色」ってなんでしょう?少なくとも私が画面上赤く表現する散光星雲の多くは、肉眼では見えません。目で見えないのですから色は無いのではないでしょうか?赤外領域だから「赤」??フィルムやCCDには赤く写るら「赤」??本当ですか??
下の画像は、アンタレス付近の散光星雲ですが、これは淡くて目に見えないだけで、可視領域の波長も有りそうですから、黄色は黄色なんでしょうか、多分・・・?全く自信がありません。そうなんです。可視光以外の波長が混ざっていてもCCDはそれを認識してしまうのです。黄色い領域の成分は緑と赤です。その赤は目で見える赤なのか赤外領域なのか、考えて画像処理なんかしてませんよ。

  新潟ではオフシーズンとなる冬場に作り始めた画像処理ソフトは、それなりに役立っています。

256階調しか扱えないので、本格画像処理ソフトとは言えませんが、画像処理の途中で、星の肥大化や黒とび、背景の色や平坦さなどをチェックするには充分な機能です。
私が画像処理に使っているノートや普及品のディスプレーは、客観的な調整が出来ない?ので、いい加減な色調です。ところが1つのディスプレーを、ずっと見ているとその違いが分からなくなってくるので、このグラフが役立ちます。 
 学生時代、天文部には入っていなかったのですが、伯父から借りた現像・焼き付けの機材一式を押し入れに持ち込んで、汗だく押し入れラボをやっていました。少ない小遣いを印画紙につぎ込んで、惑星のコンポジットや月の覆い焼きにも挑戦し、ゴミを量産してました。今思うと、紙に薬液、かなり環境破壊です。それに見合う結果が出れば言い訳も出来ますが・・・。

近年はデジタル暗室という言葉があるようです。ディスプレーとプリンターの色合わせを正確に行って自然の色を再現するということなのでしょうか。高性能・高価格の液晶ディスプレーには色調をキャリブレートする機能があるようですが、素人には、なかなか敷居が高いですね。私が普段使っている4台のディスプレーはノート2台、デスクトップ2台で、全てメーカーの異なる価格も安めの普及品で、それぞれ気を付けて調整しているのですが、色調がバラバラです。
 そして画像処理の最後の仕上げは、ページにアップした後で、どのディスプレーでも、それなりに見えるように、色調や明るさを微調整することです。アップして2,3日は感じが変わる事にお気付きの方も多いと思います。
このページを見て下さっている皆さんのディスプレーは正確な色調ですか?

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