いまごろ、

ヒノサワさんちの アストロカメラ

去年、胎内星祭りで見つけて衝動買いしてしまったアストロカメラ。1回使用しただけで、その後は撮影計画だけで実際には撮影していません。一番の理由は遠征回数が少ないと言うことだと思います。今年に入ってから、自宅の庭以外で撮影したのはわずか1回です。いかに空が暗いとは言っても隣家の光もあるので、フィルムで撮影できるほどではありません。次回遠征では是非とも、活用したいですが、何を撮影しましょうか?

2008.8.23

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フィルムは何を使ったらよいのか?

まずは感度の高いプロビア400辺りから始めてみたいと思います。
35mmではE200ばかり使っていましたが、そろそろ生産終了の話も聞かれるので、いろいろ試してみるしかないでしょう。
吸引した方がよいのか?


天ガで頒布されていたときは吸引加工されていなかったようですが、この完成品は吸引加工済みです。ホームページを検索してみると湿度が高い場合、露出が長い場合に浮き上がりによるピンぼけもあるようなので、長時間露出をするときは、吸引した方がよいのかも知れません。

やったことないので分かりませんが、最初は吸引無しで、ISOを高めにしてFの明るい光学系で短時間露出から、試してみようと思います。
ファインダー

付いてないんですよ、このカメラ。そこで次の3通りの場合を考えてみました。
1,望遠レンズでガイド鏡を同架して自動導入する場合
2,広角レンズでおおよその方向が決まれば良い場合
3,正確な構図合わせが必要な場合

1の場合は、あらかじめカメラの向いている方向が分かっていないと自動導入できないので、フィルム装填前に赤道儀のアライメントの恒星方向に向けておく必要があるでしょう。望遠鏡に付ける場合はいつもの対象確認アダプタが使えます。
2はスポットファインダーで大体合わせれば何とかなるでしょう。
3はフィルム装填前にすりガラスで構図を確認すると言う昔ながらの方法が一番確実でしょう。
試してみたいこと、その1

昨年、35mmリバーサルで45EDUの撮影を行いました。露出時間はかかりますが、周辺80%程度までは、実に良い写り(写真は失敗ですが)だったので、試してみたいです。


2007.10.6
miniBorg45EDU+35ミリマルチフラットナー[7784]

4枚ともデータ共通
ピント合わせ:ナイフエッジ法
露出:30分、吸引無し
フィルム:エクタクロームE200
増感:+1
EPSON MP-A850、解像度1200でスキャン

M45はスキャン時にノイズが入りトリミングしました。
カリフォルニア星雲は雲が通過する際に筒先に蓋をしたたのですが、その際にずれたか、雲の通過時にオートガイドが不調だったためか、星が2つになってしまいました。デジタルでは15分撮影して、雲の通過を待って2枚目を撮影したので全く影響を受けていません。

運良く35ミリマルチフラットナーを中古で見つけて使うことが出来ました。リバーサル45mm円の周辺部まできれいな丸い星像です。このフラットナーはminiBorg対応ではないようですが、なかなか良い相性です。
デジタル1眼の画角に合わせているので、リバーサルの構図はメチャメチャですが、2つ並べてみると面白いです。リバーサルは現像に出すときに何故かプロビア400だと思いこんでいて、増感を+1にしてしまい、露出不足です。予定では+2でISO800相当、露出30分で、デジタルのISO1600、15分露出と同等になるはずでした。

デジタルはその場で結果がみれるので、後のお楽しみは画像処理だけですが、写っているのかどうか分からないというのは、ドキドキしますね。
試してみたいこと、その2
EDレデューサF4DGを使った撮影。

Fが明るいので、意外とリバーサルにお勧めだったりしませんかね。
77EDU+F4レデューサはデジタルの画角ではかなりシャープなので、リバーサルに使っても中心部は十分満足のいく星像が期待できそうです。周辺星像がどの程度になるかが問題です。
試してみたいこと、その3
35mm用、対角魚眼レンズを使った全天撮影。

Nikon10.5mmは使っていますが、これは35mmサイズでは円周より大きく対角より小さい、中途半端なので、35mm用の対角魚眼が必要です。シグマの15mmかNikonの16mmですね。フードも切らなければならないし、なかなか面倒です。

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